にゃんこ対談
祭樹神輿・黒島宮城合作 特別ゲスト:音桐奏
黒島宮城 (以下黒島) | 本当は二人で行う予定だったのですが、本日は特別ゲストに来ていただきましたー。 |
音桐奏 (以下音桐) | おとぎりんです。好きな食べ物はちゃんこ鍋です。マジカルちゃんこ鍋娘るんるんタメ子絶賛放映中。 |
祭樹神輿 (以下祭樹) | 闇鍋ですか! |
音桐 | まあ、そんなものをちびちび考えつつゲストです。 |
黒島 | して、肝心のテーマはどうしましょうか。 |
祭樹 | うーん……あえて創作に絡めない方向で行くのも面白いですけど。 |
黒島 | 祭樹さんの素顔に迫る。 |
祭樹 | くっ、やりますね黒島さん……。でも、音桐さんは自分の素顔見たことあるので、ここはむしろ黒島さんに迫るべきじゃないですか。 |
音桐 | ですな。見事な霊光鏡反掌ですね。 |
黒島 | いやん、乙女の私生活を覗かないで♪ |
祭樹 | なるほど、まずは乙女、と。 |
音桐 | 水を浴びると男にっと |
黒島 | 逆らんま! |
祭樹 | 乙女というからにはまさしく10代ですね。 |
黒島 | 若さのエキスを吸わないで♪ まあ、中身はドロドロ血ですが。 |
音桐 | 宮城さんは何歳代なんだろう。 |
黒島 | というか、本当にこのテーマで行く気ですか? そろそろ本気のテーマ決めません? 訪問者は私の素顔なんてどうでもいいと思うので、違うのにしましょう。 |
祭樹 | 残念。 |
黒島 | まず、執筆と猫の意外な関係性について。 |
祭樹 | 猫と執筆ってなにが思い浮かびます? |
黒島 | 「吾輩は猫である」 |
音桐 | 「長靴を履いた猫」 |
祭樹 | そう来たか! |
黒島 | このように古来から猫は作家たちに愛されており、その過剰な愛着は小説のキャラクターとして登場するほどである。 |
祭樹 | そういえば、どこかで猫に関する格言集見ましたよ。特に芸術家なんかのクリエイターは、昔から猫に何かしらの意味を感じ取っていたみたいですね。 |
黒島 | おお、対談らしくなってきましたね(笑) |
祭樹 | とりあえず、知的・洗練・高貴・我が物顔ってイメージが多かった気がします。後、犬との比較が多かったです。たまたまかもしれませんけど、犬より猫のほうに軍配あがってたみたいですけど。 |
黒島 | 一人作業の作家達には、群れる犬よりも一匹狼の猫に通じるものがあったのかもしれませんね。 |
音桐 | 猫は住んでも飼い猫にはならないってやつですな。昔、そんな刑事ドラマありましたよ。NHKで。 |
黒島 | 確かに犬は人に、猫は家に付くと言います。 |
祭樹 | ええ。ただ、脳の容量の問題とかもあるのかなあとは思いますけど。猫大好きだからそんな悲しいことは考えないのさっ! |
音桐 | 猫のほうが容量多いんだ。 |
祭樹 | なんと!? |
音桐 | え、逆の意味でしたか(笑) |
黒島 | でもなぜ脳の容量が少ないとそうなるのでしょう。 |
祭樹 | うーん、そこまで考えはしなかったですけど、認識能力とか、記憶力の問題なのかなあ。犬と猫じゃ、覚えることが出来る芸の数随分違うって言いますし。 |
音桐 | 犬って人間と同等に思っちゃうんでしたっけ。逆に猫は個人(猫)だと思える容量だから家に着くのかと。 |
祭樹 | へえー、初めて知りました。 |
音桐 | 確か、親が犬を飼ってたら、犬はその人の子供と自分は同じ種類だと思うみたいですな。 |
黒島 | なるほど。 |
祭樹 | あとあれです。多分、異種配合とか進化の分かれ方とかもあるのかも。犬は昔っから、人間の生活に欠かせないものでしたし、それだから種類多いじゃないですか。猫は、犬と違ってほとんど雑種で片付けられますし。それだけ種類を増やしていったってことは、色々ひっくるめて進化とかもその分違うのかな、と思います。ちなみに余談ですが、サーカスとかで見る猫の芸って、猫の性質を活かした芸が多いみたいです。 |
祭樹 | はっ! 猫単体の話になってきてる! |
黒島 | (笑) |
音桐 | (笑) |
祭樹 | そういえば、猫=ツンデレの図式が成り立っているような気がしないでもないですが、そこらへんについて黒島さん何かコメントを。 |
黒島 | それは普段媚びない猫が発情期になると突然人間に擦り寄ってくることに帰来するんじゃないでしょうか。 |
祭樹 | あれ、発情期になると擦り寄ってきます? むしろ逆のほうが多いんですが私。 |
音桐 | 猫が交尾しながらこちらを見てました(泣) |
黒島 | うちの猫なんて猫の人形相手に交尾の練習してます(汗) |
祭樹 | うちは去勢しちゃいますから、そういうの分からないですね。 |
黒島 | うちのも去勢したはずなのに(泣) |
祭樹 | ええ!うちの猫、雄の時も雌の時もそういうの全くなかったですよ。 |
音桐 | ぐらさんの猫はきっと恥ずかしくて見せたくなかったのですね。ツンデレじゃなくて、デレデレですね。 |
黒島 | モテ男ですな。 |
祭樹 | 雌猫って、去勢すると、飼い主にすごいなつくことが多いらしいんですよ。子に向く愛情が飼い主に向くらしくて。 |
音桐 | 母性ですな。 |
黒島 | 確かにうちの(去勢した)猫は他の飼い主さんに言わせると「恐ろしいぐらい慣れてる猫」らしいです。雄ですけど。 |
祭樹 | 普段ツンツンしてたのに、(去勢すると)急にデレデレに……。まさにツンデレ! なんだか、擬人化して小説一本捩じ上げれそうな勢いですね。 |
黒島 | どうせなら擬人化じゃなくて、人化してほ(自主規制 |
音桐 | ドアを開けたら尻尾生やした裸の女の人が抱きついてくるんですな。 |
祭樹 | お色気満載! そういえば、猫って割とそういう対象になるのに、犬はあんまし馴染みないですよね。犬耳ってあんまり聞かないですし。 |
音桐 | つまり犬耳少年と猫耳少女の恋を描くわけですね。「俺が、君を守るよ」「でも私にはご主人様が」 |
祭樹 | ああ、それちょっと面白そう! |
黒島 | 種族を超えた愛が今ここに芽生える……。 |
祭樹 | ……あれ? はっ! それ同性愛じゃないですか。 |
音桐 | メス犬の話か。雄犬と雌猫ならありえるのではん? |
祭樹 | 自分は、雌猫と雌犬が飼い主を取りあいっこするはなしかと思ったらむしろ自分が勘違いしてました。 |
黒島 | 祭樹さんはハーレム好きなんですね。 |
祭樹 | 失礼な。そんなんじゃありません。 |
黒島 | なにを言うか。ハーレムは男のロマンではないですか! |
祭樹 | しかし、一途に一人だけを思うのも男の浪漫ではないですかっ!! |
音桐 | つまり、ハーレムにいていい思いしながらも一人だけを思うわけですね。 |
祭樹 | それ最悪のパターンじゃないですか。 |
黒島 | 最高のパターンと思ってしまった私はもう駄目ですか(泣) |
祭樹 | あれ、でも最近のハーレム系って皆そういう感じのような……。でも、猫キャラでは全くありえないパターンですよね。皆からひっかかれそう。 |
音桐 | そんな状況に喜びを感じる小説を書くしかないですね。「あなたの一番奥に傷をつけた人が、あなたを手に入れるの。二度と消えない痛みを、抱かせたい」みたいな。 |
祭樹 | ヒロインが自殺したりとかしそうですねそういうの。 |
黒島 | 昼ドラみたいだ。 |
音桐 | 死んだら意味がないのでしないのです。だって主人公手に入れたいんだし、という新要素。 |
祭樹 | さて。ひとまず考えたのですが。さっき、自分が犬よりも猫のほうが、特に萌え方面でよく見かけるという話をしたじゃないですか。なんでだと思います? |
黒島 | うーん、それはやはり見てくれじゃないですか。チワワなど一部の小型犬を除いて犬は必ずしも「可愛い」とは言えませんし、どちらかというと「親しむ」もの。対して猫は「愛でる」あるいは「可愛がる」ものですから。 |
祭樹 | なるほど。自分は、単にツンデレにのっかっただけかなーと思ったんですけど、ツンデレが流行る以前から猫耳とかありましたし、黒島さんの論のほうが近いかもですね。 |
黒島 | 犬だと飼っている犬種によってイメージが違いますけど、猫は大方が「可愛い」ですから。 |
祭樹 | 確かに。犬に比べてイメージが固定されてるってのも理由の一つかもしれませんね。猫って、単一種しかいないイメージありますし。違うのは毛色だけ、といいますか。 |
黒島 | そうですね。太っていたり痩せていたりもしますが体型はさほど変わらない。 |
祭樹 | 本当は、スフィンクス(※参考資料http://petpet.goo.ne.jp/goo/zukan/catinfo.asp?kind=23)とかすごいのいるんですけどねえ……。 |
黒島 | そうなんですか。でも、私はそれを知りませんでしたから。自分が一般的とは言いませんが、やはりそれ等は少数派でしょうね。 |
祭樹 | ええ。ぶっちゃけ、知ってるほうがレアだと思います。 |
黒島 | 世の中広いってことかな。勉強になりました。さて、そろそろお時間なので締めに入りましょう。色々と脱線しましたが、今日の対談(?)は楽しかったです。 |
祭樹 | いえいえ、こちらこそありがとうございました。 |
あとがき
祭機のあとがき。
こうやって話すと。意外と面白い話とか論とか展開されて楽しかったです。
あと、猫は永遠のアイドルです。最高です。
スフィンクスさえ愛せるようになれば、あなたもきっと猫フリークさっ!
黒島のあとがき
初めて対談楽しかったです。でも実は私、犬派なんです。