別れの時
著者 朝霧 夏樹
 
例えばボクは、君のそのドジなところが好きだった。
 
機嫌を損ねたときに見せる、つんと背けた顔も。意表を突かれた君の、顔を赤くして閉口するその仕種も。
 
大切なファイルを君がなくした時だって、ボクは君を愛しいと思ったんだ。
 
 
ねえ、こんなにも君を愛しているのに、どうして僕たちは別れないといけないんだい?
 
 
わずかな逡巡も見せず、目の前の女は満面の笑みでこう答えた。
 
 
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あとがき
定番ネタでごめんなさい……orz

Rhapsody In Blue