一夜の幻、儚き夢
著者 朝霧 夏樹
ほのかに香る、秋の気配に目を閉じて
静かに囁く虫の声に耳を澄ませる
逃れられない運命の糸を手繰り寄せて
二人でほどいた夏の夜
瑠璃の空、輝く星にかすかに羨慕
この想い言葉に乗せて、君に届けと私は願う
伸ばした手と手が触れ合った。浮かんだ微笑始まりの合図
瞬く夜空に飛び出して、どこまでも駆けていこう君と一緒に
近くて遠いこの距離埋める、夏の思い出二人で重ね
出会えた奇跡に彩られ、輝き始めたこの時が
戻らないと分かっていても、願わずにはいられない
うれしくてこぼした涙の数を、悲しくて溢れた言葉の数を
いつも数えていた昨日ははるかな過去
誓いの言葉を交わし、絡めた指に降り落ちたひとしずくの雨
どうかこのままで……取り止めのない願いを抱き静かに眠る。この想い、胸に抱きしめて
あとがき
ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!!
ということでいきなり謝ってみました。
いやはやなんとも、まったく感覚がつかめなくて大変苦労しましたですはい。
詩なんて今まで一度も書いたことがなく、さらに読んだことも稀で、一体どういったものなのかまるで見当がつきませんでした。いまでも、これは詩なのだろうかという疑問を持っているほどです。
それでも、最後まで書き上げることが出来たのは、遅くまで相談に乗ってくださった鏡さんのお力によるところが大きく、この場を借りて感謝と、そしていきなり全没にしてしまった前稿に対するお詫びを申し上げたく思います。
う〜ん……次こそは頑張りますです。絶対に、多分、きっと……